第二回チーズとマカロニ、マシマシで
登場人物
スズキさん
宣伝部長さん
ムスメさん
無為に過ごす時間の流れはゆっくりなのに「締め切り」を抱えた途端、一週間が一瞬で過ぎ去るのはなぜなのか。
時間はあった、ともいえるし、なかった、ともいえる。
でも<mitasu>って、そういう人のためのものでは?! ありそうで足りない時間をやり繰りして、毎日をなんとかやり過ごす……そんな我々の希望なのでは?!
心の中の宣伝部長と意見が一致したところで、今回も早速<mitasu>のサイトへ。
携帯画面をスクロールしていると、ふと「グラタン」の文字が目に飛び込んできました。実はグラタンは私の数少ない得意料理、なのですが……。グラタンってとにかく面倒なんですよね。なにが面倒ってベシャメルソース、お前だよ!
玉ねぎのみじん切りをバターで飴色になるまで炒めるのがまず面倒。ダマにならないよう注意しながら牛乳と粉をなじませるのがさらに面倒。面倒を乗り越えてソースを完成させたら、息つく間もなくマカロニを茹でて具材を炒め、あれしてこれしてああ面倒。となると、グラタンって作り手にとっては、すき焼きなんかよりはるかに「ごちそう」なんですよね。
そんな「ごちそう」がmitasuで簡単に作れると知って、試さずにいられましょうか。主な材料を確認すると、牛乳、早ゆでペンネ、シチューのルゥ、生クリームにブロッコリー、チーズ。よしよし、生クリームだけ買い足せばなんとかなりそう。
さあさあ、「何が食べたい?」と聞くと、ほぼ間違いなく「グラタン!」と返すグラタン娘の感想はいかに。
mitasuの鶏ベースに牛乳を加えて火にかけ、沸騰するまでの間に野菜室にあったブロッコリーとカリフラワーを適当な大きさにカットして電子レンジで加熱。鍋の中身が沸騰したら、早ゆでタイプのマカロニをカチカチのまま投入(別茹でなどしない)。ブロッコリ、カリフラワー、中途半端に残っていたブラウンマッシュルームを加え、なじんだところでシチューのルゥ、生クリームで調味してほぼ完成。ここまでわずか10分足らず。あとは器に移し、とろけるチーズとパン粉を乗せてオーブンへ。焼き目が付いたら出来上がり(いつもの手順なら、まだ玉ねぎをちんたら炒めているくらいの時間……)。
あつあつの完成品を口に運ぶと……あー、これは!
チーズが多ければ多いほどグラタンに近づき、控えれば控えるほどシチューの顔がちらつく。同様に、マカロニが多ければ多いほどグラタンっぽさが増し、シチューっぽさが遠ざかります。
シチューのルゥを使うため、当然といえば当然なのですが、シチューっぽさを完全に消し去るのは不可能。なので、よりグラタンに近づけるには「チーズとマカロニ、マシマシで」。これでかなりグラタンっぽく仕上がると思います。
グラタン名人からは、以上です。