第三回 暇な女子大生、キッチンに立つ
登場人物
スズキさん
ムスメさん
今年の桜は早かったですね。京都では早くも葉桜や花筏を目にするようになってきました。例年なら全国津々浦々、一斉に新年度の始まる頃ですが、今年は一向に終わらない「春休み」にうんざりしているご家庭も多いのではないでしょうか。
我が家の娘が通う大学も例にもれず、ついに5月の連休過ぎまで休校となってしまいました。自粛自粛で外出もままならず、有り余る時間を何に使っているかといえば、SNSとYouTubeとゲーム、そして惰眠をむさぼること……今日も13時過ぎにようやく起きてくる始末です。
ていうかしろ? これ(mitasu)使って
何か作ってみ?」
『きのこのクリームリゾット』かな?」
足りない材料買ってくるから
そこでじっと待っておれ!」
というやりとりの後、母娘でキッチンに立つことと相成りました(本当は買い物もお願いしたかったのですが、気が変わらないうちにとっと進めたかったので今回は妥協。買い物編は次回以降に)。フライパンにmitasuチキン、牛乳、生クリームを入れて火にかけ、あらかじめ入っているごろごろっとしたじゃがいもなどの具を娘が木べらでつぶしていきます。もちろん「飛びはね」なんて気にしません。
ガス台を掃除するのは自分じゃない誰かですからね(涙)。
煮立ってきたらしめじ、刻んだベーコン、ごはん、バターを加え、中火で軽く煮込んだら完成です。味付けは火を止めてから適当に。器に盛って、パセリを散らして……出来上がり。なかなか美しい仕上がりではないでしょうか。早速試食をし、感想を聞いてみると
気がするわ」
今回も料理開始から完成まで10分もかかりませんでした。普段、ほぼキッチンに立つことのない娘ですが、特に何かに躓くこともなく、すんなり完成。味も、チキンのコクがしっかりと感じられてとっても美味しかったです(語彙力)。
きのこの種類や使うチーズで味に変化をつけたり、ごはんの代わりにペンネなどのパスタを入れても美味しいと思うので、ぜひいろんなアレンジをお試しくださいね。
※「ヨリトコレシピブック」という手のひらサイズのmitasuレシピブック。今回作ったリゾットのほか、バターチキンカレーやスパイシースープなどを紹介(レシピはサイトからも閲覧できます)